2008/01/05

Cranes 出水のツルたち 1


One year ago, I was astonished by photos on tute’s blog. There were many beautiful cranes on the photos taken in Kagoshima. The cranes migrate from Russia and Chine, stay at Izumi in Kagoshima from October to March.
December 20, I flew to Kagoshima airport, and I took a bus to Izumi. At first I visited Izumi Crane Museum, then headed to Izumi Crane Observation Center by bus. But the bus driver told me “the number of cranes around Izumi Crane Observation Center is fewer than usual today, so you should get off Higashi-kantakuchi (the east reclaimed land) to watch cranes and walk to Izumi Crane Observation Center.” I got off Higashi-kantakuchi, stayed there for two hours.

一年前のこと。tetuさんのブログで出水のツルたちの写真がアップされた。日本で、こんなにたくさんのツルを、近くで見ることができるなんて!どうしても見たくなって、ツルたちが再来するこの季節をずっと待っていた。
12月20日。鹿児島空港からバス約80分で出水駅。出水駅から、周遊バスに乗る。平日のため、乗客は香港の人を含めて3人。バスの中は運転手と乗客たちの会話でにぎやか。まずツル博物館で降りて、ツルたちと対面する前に基礎知識を学習。1時間毎にやってくる周遊バスに再び乗車し、ツル観察センターへ向かう。
ところが、運転手さんが「今日は、ツル観察センター前はツルが少ないんだよ。なんでも、爆竹が鳴って驚いて飛んでいっちゃったらしいよ。」「東干拓っていうところの方が多いかも。写真撮る人たちは、そこへ行くんだよ。」と教えてくれた。
そこで、東干拓で降ろしてもらい、ツル観察センターまで、てくてくお散歩することにした。途中の畑でも、時々ツルたちが3−4羽ずつ見られました。


There were lots of cranes at Higashi-Kantakuchi. This reclaimed land is for farmers to plant rice from April to September, for cranes to stay from October to March. Izumi people count cranes in Izumi six times a year. They counted Manazuru (White-naped Crane) were 1739, Nabezuru (Hooded Crane) were 10007 and other kinds of cranes were 7 on Decenber 15.
I was impressed by the peaceful scene. It reminded me of the savanna and lots of wild animals in Kenya.

東干拓地に近づくと、ツルたちが集まっているのが見えてきた。何百羽いるのだろう。地元の中学校のツルクラブの生徒達が年に6回ツルの数を数えています。12/15の調査では、マナヅル(真鶴)が1739羽、ナベヅル(鍋鶴)が10007羽、クロヅルなど他のツルが7羽。ツルたちは、10月中旬に中国やシベリアからやってきて2-3月までこの地で過ごす。この干拓地はツルたちのために、9月に稲刈りをすませるそうです。
広い平地のたくさんのツルたちに圧倒される。。。この感覚、どこかで。。。ケニアのマサイマラ国立公園に車が入った時、息をのんだ。そう、自然の中で暮らす動物たちのエネルギーはすごい。


Sometime flock of cranes flew above me. It reminded me of my Iceland trip, puffins flew above me. Cranes were flying gracefully.

眺めていると、目の前をツルの群れが飛んでいく。一年半前に、アイスランドのヘイマエイ島で、パフィン達が飛び回っているのをひとりで眺めていた時のことを思い出した。ツルって、飛ぶ姿も美しい。


This black cloth separated the reclaimed land, the sanctuary of crines, and roads, human society.
道路際には、黒いシートは張られていて、ツルたちを驚かせないようにしているのでしょう。このシートの内側は立ち入り禁止。ツルの楽園です。


Manazuru’s (White-naped Crane) family.
マナヅルの親子。羽が白っぽくで大きめ。ツルたちは、2羽(夫婦)か3-4羽(両親とヒナ1−2羽)で行動していました。頭が茶色っぽいのがヒナたち。ヒナたちも、大陸から渡ってきました。


Nabezuru’s (Hooded Crane) family.
ナベヅルの親子。鍋のように黒っぽい羽で、小さめ。


This nabezuru was alone, walking relaxed in front of me. I was watching it for a while.
このナベヅルは一羽でした。目の前をうろうろ。えさを食べたり、毛繕いしたり。しばらく眺めていました。




Cranes were eating all the time.
Crows among cranes were Rooks migrate from China and Russia.
ツルたちは、いつもえさを探して食べています。ここではミミズなどを探して食べているそうです。ツルたちのかたわらのカラスたちも、大陸から渡って来る。ミヤマガラスだそうです。
ツルたちを眺めていると、近くの畑から“ぼーん”と時々破裂音が聞こえてきます。これは、作物を守るためにツル避けにプロパンガスを定期的に爆発させているとか。


They were having a nap.
このマナヅルの群れは、お腹いっぱいになったのでしょうか。背中に首をつっこんで、お昼寝中。


I started walking toward Izumi Crane Observation Center. I looked back the east reclaimed land.
ツル観察センターへ、てくてく歩きます。振り返ると、東干拓地が見渡せました。この橋の下を流れる川には、カモなどの水鳥がたくさんいました。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ツルの大群生という感じですね~!
白鳥とは違って水上でないので、きれいは風景とはいかないようですが、空を飛ぶ様は見事でしょうネ~。
多種類のツルというところも見ごたえありますね。

北海道の、雪にタンチョウヅルも絵になりますよ。

Yuki さんのコメント...

ツルは細く長い足がすらりとのびていて、飛ぶ姿は素晴らしかったです。歩く時も飛び立つ時も、降り立つ時も美しい〜。何時間眺めていても、飽きませんでした。

雪のタンチョウヅル、とっても会いにいきたいのですが、遠いのでなかなか訪れることができません。
でも、必ず会いに行きますよー。

匿名 さんのコメント...

Yukiさんの手にかかると、鶴が活き活きしてきますね。

 鶴がロマンを語っているようで楽しいですよ。tetu

Yuki さんのコメント...

tetuさん、ありがとうございます。
自然の中にひとりぼっちでいると、自然が語りかけてくれるような。大切な何かを教えてくれるような。そんな感じが好きです。
今回は平日ということもあって、干拓地にはほとんど人はおらず、こんな素晴らしい風景を独り占めの気分でした。

匿名 さんのコメント...

はじめまして。

私は、カミタクこと神山卓也と申します。拙HP「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm
内のサブ・コンテンツ「出水市ツル観察センター訪問記」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/KAGKAN77.HTM
から、貴記事にリンクを張りましたので、その旨を報告いたします。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。